2023年7月29日(土) 16:00~
配信後はオンデマンドでご視聴いただけます
小堀勇介|テノール
プロフィール
小堀勇介 Yusuke KOBORI
国立音楽大学声楽専攻ならびに同大学院声楽専修オペラ・コースを首席で修了。新国立劇場オペラ研修所第15期修了。2016年、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてイタリアに留学。ロッシーニの世界的権威であるアルベルト・ゼッダ氏のもとで研鑽を積み、ペーザロのアカデミア・ロッシニアーナ2016、ルーネンバーグのロッシーニ・オペラ・アカデミー2016を修了。チロル祝祭歌劇場にて《アルジェのイタリア女》のリンドーロ役でヨーロッパ・デビュー。帰国後はびわ湖ホール《連隊の娘》トニオ役を皮切りに、藤原歌劇団公演《チェネレントラ》ドン・ラミーロ役、日生劇場公演《愛の妙薬》ネモリーノ役、《セビリアの理髪師》アルマヴィーヴァ伯爵役などベルカント・オペラ作品に次々と出演を重ねている。
2018年第16回東京音楽コンクール声楽部門第2位、2019年第88回日本音楽コンクール声楽部門第1位など入賞多数。2022年10月に開催された東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会では、チョン・ミョンフン指揮《ファルスタッフ》フェントン役で出演、絶賛された。2023年は日越外交関係樹立50周年記念・新作オペラ・プロジェクト『アニオー姫』荒木宗太郎役に抜擢され、9月にハノイで世界初演されるほか、数々のオペラ作品や演奏会への出演を予定している。日本ロッシーニ協会会員。
オペラで最も大きな魅力の一つは「声」。その中でも”テノール”の声はひときわ目立つ存在です。オペラの歴史の中でも、声の持つ能力を極めたのはベルカント(美しい歌という意味)・オペラの時代ですが、小堀さんはその中でも「超絶技巧」とまで言われる早いパッセージを歌うロッシーニを得意としています。
でも、それだけではありません。小堀さんはロッシーニの王子様役のみならず、実は様々な役柄をこなす演技力の持ち主なのです。大人気のスーパー・テノールに声の鍛錬と、演技の磨き方の秘訣を聞いてみたいと思います。
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