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【2023年9月講座】音楽とことばの教室 #5 ~作曲家フィンジの魅力に迫る

実施日時

2023年9月24日(日) 16:00~
配信後はオンデマンドでご視聴いただけます

ゲスト:加耒徹(バリトン歌手)

加耒徹|バリトン 

プロフィール
加耒 徹 Toru Kaku バリトン

福岡市出身。東京藝術大学大学院修士課程を首席で修了。大学院アカンサス賞受賞、武藤舞奨学金を受ける。二期会オペラ研修所マスタークラスを総代で修了。最優秀賞および川崎靜子賞受賞。
第20回友愛ドイツリートコンクール第2位。14年シャネル・ピグマリオン・デイズアーティスト。
オペラシティ財団主催リサイタルシリーズ《B→C》では10ヶ国語による歌曲プログラムを熱演。バッハ・コレギウム・ジャパンでは多くの演奏会でソリストを務め高い評価を得ている。
オペラでは日生劇場『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、『ランメルモールのルチア』エンリーコなど多く出演。
二期会『ルル』では、急遽代役として難役シェーン博士を演じた。
メディアではテレビ朝日『題名のない音楽会』をはじめ、NHK-Eテレ『すくすく子育て』NHK-FM『リサイタルノヴァ』など出演の他、フィガロ技研(アルコール検知器)のCMに出演中。23年7月に4thアルバム「A Time for Us」リリース。
Jリーグ「アビスパ福岡」のサポーターとしても知られ、明治安田生命Jリーグ開幕戦では国歌独唱も行う。
女声合唱団「サーナ・テクセレ」、混声合唱団「コール・グラウベン福岡」音楽監督。
洗足学園音楽大学非常勤講師。
二期会会員。

内容

加耒徹さんの歌唱に大ショックを受けたのは、忘れもしない2021年1月17日、東京オペラシティコンサートホールでの鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンのメンデルスゾーン「エリアス」でのことでした。預言者エリアスの熾烈な生き様を歌い演じた堂々たる声の何と素晴らしかったことか! 以来ずっと加耒徹さんにお会いしたいと願ってきました。
そして、オクタヴィアレコードの新譜「A Time for Us 歌道(かどう)Ⅱ」を聴いて、驚きはさらに深まりました。そこにはイギリス芸術歌曲を軸とした曲目が組まれ、その中心にはOTTAVAにとっても特別な意味をもつ作曲家ジェラルド・フィンジ(1901-56)の歌曲集「私は愛の神に言った」(トーマス・ハーディ詩)が含まれていたのです。何と、加耒さんの東京藝術大学大学院の修士論文のテーマはフィンジだというではありませんか。そして前作CD「moment -歌道-」ではフィンジの最も人気ある歌曲集「さあ花束を捧げよう」(シェイクスピア詩)も加耒さんは取り上げているのです。
フィンジこそは、イギリス近代音楽の最も美しい秘密の核心に他なりません。今回はぜひ、フィンジの音楽とハーディやシェイクスピアの詩について、たっぷりと加耒さんにお話をうかがいたいと思います。


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