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【2024年4月講座】音楽とことばの教室 #12 良いコンサートホール、良いオーケストラとは?

実施日時

2024年4月12日(金) 20:00~
配信後はオンデマンドでご視聴いただけます

ゲスト:豊田 泰久(音響設計家)

豊田泰久|音響設計家  

プロフィール

豊田泰久 / Yasuhisa Toyota(音響設計家)

 1952年、広島県福山市生まれ。広島大学附属福山高校卒後、九州芸術工科大学(Kyushu Institute of Design)の音響設計学科(Department of Acoustic Design)に入学し、コンサートホールの音響設計に関する技術を学んだ。1977年大学卒後、(株)永田音響設計に入社し今日に至る。ロサンゼルス事務所とパリ事務所(Nagata Acoustics International, Inc.)の代表を務めた後、現在はエグゼクティブ・アドヴァイザー。これまでに担当してきたコンサートホールや多目的ホールのプロジェクトの数は80以上。代表的なプロジェクトは次のものが挙げられる。
・サントリーホール(1986年)
・京都コンサートホール(1995年)
・札幌コンサートホールKitara(1997年)
・ミューザ川崎シンフォニーホール(2004年)
・ウォルト・ディズニー・コンサートホール(ロサンゼルス/米国)(2003年)
・マリインスキー・コンサートホール (サンクトペテルブルグ/ロシア)(2006年)
・ニュー・ワールド・センター (マイアミ/米国)(2011年)
・フィルハーモニー・ドゥ・パリ (パリ/フランス)(2015年)
・エルプフィルハーモニー (ハンブルク/ドイツ)(2017年)
・ピエール・ブーレーズ・ザール (ベルリン/ドイツ)(2017年)
2020年7月より、公益財団法人ふくやま芸術文化財団の理事長として福山芸術文化ホール「リーデンローズ」の管理運営にあたっている。2023年12月より、公益財団法人サントリー芸術財団評議員。

内容

コンサートホールとは、それ自体がひとつの楽器のようなものです。同じオーケストラであっても、ホールごとに当然響きも違ってきます。いかにその空間を響きで満たすのか? 聴き手の耳にどのように響きは届くのか? それは音楽の本質にかかわる問題でもあります。
世界的に著名な音響設計家の豊田泰久さんは、サントリーホールやミューザ川崎シンフォニーホールから、ウォルト・ディズニー・コンサートホールやフィルハーモニー・ド・パリ、ハンブルク・エルプフィルハーモニーといった世界最高のコンサートホールの「響き」を作る仕事を長年手掛けられてきました。そこで豊田さんはダニエル・バレンボイムやエサ・ペッカ・サロネンといった音楽家たち、あるいはフランク・ゲーリーやジャン・ヌーヴェルといった建築家たちとも幅広く仕事されたのです。
この2月に出版されたばかりの私との対談本「コンサートホール×オーケストラ 理想の響きをもとめて 音響設計家・豊田泰久との対話」(解説:潮博恵 アルテスパブリッシング)では、コンサートホールのハード面ばかりではなく、音楽そのものにかかわるソフト面の話も存分に語り尽くされています。
今回の講座では、そのエッセンスともいうべき内容をお届けできると思います。
実際にお会いしてみると、豊田さんはとても気さくで楽しい方です。音楽好きであれば、きっと共感できるところのたくさんある、ためになる、素敵なお話が聞けることでしょう。




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