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【2024年1月講座】音楽とことばの教室 #9 〜指揮とは何か?

実施日時

2024年1月13日(土) 16:00~
配信後はオンデマンドでご視聴いただけます

ゲスト:沼尻竜典(指揮)

沼尻竜典|指揮 

プロフィール

沼尻竜典 / RYUSUKE NUMAJIRI(指揮)

2022年4月より神奈川フィルの音楽監督に就任。これまで国内外数々のポストを歴任。ドイツではリューベック歌劇場音楽総監督を務め、オペラ公演、リューベック・フィルとのコンサートの双方において多くの名演を残した。ベルリン、ロンドン、パリ、モントリオール、シドニー等世界各国のオーケストラ、ケルン、ミュンヘン、ベルリン、バーゼル、シドニー等の歌劇場へも客演を重ねている。芸術監督を務めたびわ湖ホールでは、ミヒャエル・ハンペの新演出による《ニーベルングの指環》を上演、空前の成功を収めた。14年には横浜みなとみらいホールの委嘱でオペラ《竹取物語》を作曲・初演、国内外で再演されている。17年紫綬褒章受章。

内容

いまから20年ほど前のことだったと思います。沼尻さんのレコーディングのセッションをたまたま取材していたときに、休憩時間中に沼尻さんが雑談中に「指揮とは何か」について急に語り出したことがあったのです。そのとき強烈に印象付けられた沼尻さんの発言とは、「指揮とは腕の筋肉の問題ではない」というものでした。ちなみに、そのとき沼尻さんはピアノを弾きながら「これはベーゼンドルファーの鳴り方、これはスタインウェイの鳴り方」と、弾き方だけでピアノの名器ごとの特徴を解説してくれたことも記憶に残っています。とにかくピアノもめちゃめちゃ上手かった!
あれ以来ずっと、いつか沼尻さんに指揮の本質とは何なのかについて、改めて聞きたいと思っていました。今回そのチャンスがようやくめぐってきました。
指揮とは、必ずしもプロの指揮者だけの問題ではありません。アマチュアにとってはもちろんのこと、あらゆる学校で音楽の先生は指揮をするわけですし、指揮の技術とは実はとても身近な問題なのです。それに、多くの個性的な人々の集まるオーケストラを操るためには、一種の人心掌握術も必要になってくることでしょう。
今回は、沼尻さんに指揮の何たるかについて、洗いざらい語っていただこうと思っています。
どうぞお楽しみに!




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